DEARS 花言葉物語 青の季節
悲しみに暮れていた村人はその噂を信じてしまったのです。ザイラは魔女として捕らえられ、火あぶりにされることになりました。そして、火あぶりにされる日、役人に囲まれたザイラは 真っ白な服を着て、両手を後ろで縛られ、裸足の足に血を滲ませながら処刑台に受かって歩いていきます。しかし、ザイラは微笑みに絶やしませんでした。きっと神様が助けてくれると信じていたのです。「火を点けろう!」叫び声と共に薪の山に火が点けられました。燃え上がった火は忽ち息を増し、真っ赤な炎がザイラの服を壊します。それでもザイラは 悲鳴一つ上げずまっすぐ立って、目隠しされた顔を天に向けていたのです。すると、火が独りで消えていくではありませんか。それどころか、 枯れた木から薄緑の芽が吹き出すよに伸びていき、葉を付き、蕾を膨らませました。炎はいつのまに消え、ザイラの足元にはいくつもの赤い薔薇が咲いていたのです。それを見た村人は改心し 、「神様、どうかお許しください。我々は罪もない若い娘を焼き殺すところでした。」 人々は跪いて祈り 、ザイラを自由の身にしました。「神様、ありがとうございます。」薔薇の木には赤と白の花が溢れるほど咲いています。燃えかけた薪には赤の、まだ燃えなかった薪には白の薔薇が咲きました。それ以来、 一本の木に赤と白の花を付ける薔薇のことを人々は「ザイラの薔薇」と呼ぶようになったのです。以上、薔薇に纏わる物語でした。
沉浸在悲伤中的村民相信了谣言。扎伊拉被当做魔女抓起来了,决定处以火刑。就这样,到了火刑的那一天,被官吏们围着的扎伊拉,身着白衣,两手困在背后,用流着血的赤脚走向处刑台。但是,扎伊拉一直面带微笑。她相信神一定会救她的。随着“点火!”的呼喊声,柴火堆被点着了。向上燃烧的火焰突然更旺,在火红的火焰中,扎伊拉的衣服烧毁了。尽管如此,扎伊拉一声不吭,挺立着,蒙住眼睛的脸朝着天空。于是,突然好像有火焰消失了。不仅如此,从枯木里蹦出了嫩绿的芽,芽伸展,长出叶子,花蕾也膨胀起来了。不知不觉中,火焰熄灭了,扎伊拉的脚边开着几朵红色的玫瑰。看到这些的村民改过自新,“神啊,请原谅我们吧!我差点就把没有罪过的年轻姑娘给烧死了!”村民们都跪下,祈求宽恕,还放了扎伊拉。“神啊,谢谢您了!”玫瑰树上开满了红色和白色的花。烧过了的柴火上开着红花,没有烧过的开着白花。从这以后,一棵树上同时开着红花和白花的玫瑰,人们叫他“扎伊拉玫瑰”。以上,是关于玫瑰的故事。